SVX 不具合レポート

プロペラシャフト

■ 交換まで

 AT交換後、今度は走行時に後ろから来る振動を感じるようになりました。最初はリヤデフを 疑いましたが、色々と調べて行くうちにプロペラシャフトが怪しいということで、他のSVX のプロペラシャフトと交換したところ振動が出なくなったので、間違いないということで 交換することにしました。

■ 交換

▲ 上が外したシャフト。下が交換するシャフト。

 プロペラシャフトは新品を使わず、とある解体屋さんで調達しました。値段が新品の半分 だったからです。
 購入したプロペラシャフトと外したプロペラシャフトを良く見るとジョイント部が異なります。 これは、購入したプロペラシャフトがヴァージョンL用のDOJ(ダブルオフセットジョイン)タイプ で私のヴァージョンEは2分割3ジョイントタイプと異なる為です。ただ、互換性はあるのでVEにも 問題なく取り付けることが出来ます。

▲ 2分割3ジョイントタイプ▲ DOJタイプ

■ 原因

▲ 矢印部が変形している。

 原因はセンターベアリングのゴム部分が変形してセンターがずれていた為でした。 この部分がゴムになっているのは振動を吸収するためです。

 原因について 調布市のKAZさん とのメールの内容をご本人の許可を得て転載します。

 プロペラシャフトが原因で振動が起こるときは、リヤデフが正常で あると仮定すると、

 (1)プロペラシャフト自体に、回転アンバランスがあった。
 (2)プロペラシャフトとATとの接合部の「ガタ」が増えた。

の2つが大きく考えられます。(プロペラシャフトとリヤデフとは、ボルトで 固定されるため、これら2者の間には、「ガタ」は事実上出ないのでここでは 考察から除外します。)また「アンバランス」とは、例えばタイヤホイールの バランス取りをする際、ホイールにもウェイトを付けて回転バランスを取るのと 同様ですね。プロペラシャフトにも、バランスウェイトが付いています。

 ここでもし(1)が”真の”原因ならば、SVXの購入当初から、ある程度の 振動は出ていたハズです。そのような振動は、ありましたでしょうか? あったけど気が付かなかっただけでしょうか? 

もしも(2)が”真の”原因ならば、乗っていくうちに、次第に振動が大きく なって来るはずです。つまり、時間の経過と共に連結部の摩耗がジョジョ に進んでいくと考えると、現象的には今回のケースに、より良く合致する ように思われ、納得できます。
・・・ただ、プロペラシャフトとATとの接合部の「ガタ」は、通常ではそう簡単 には増えないのです。そこで、「う〜ん・・・ホントかな?」と、少々納得しづら くなってしまうのです。

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カゲに隠れた要因としてAT交換があるように思えてきました。 つまり、プロペラシャフトは交換されないまま、相手部品であるAT本体が 変わったために、プロペラシャフトとATとの接合部の「ガタ(クリアランス)」 状態が変わってしまった(増えた)のではないか、と。

 今のATにマッチする(つまりクリアランス(ガタ)が減るような組み合わせの) プロペラシャフトに交換すると、うまく振動が収まるのではないでしょうか?? そして、もしも「組み合わせ」の問題だとすると、プロペラシャフト側の寸法も 関係してきますから、別のプロペラシャフトに交換すれば百発百中で必ず 振動が収まる・・・とは言い切れなくなってしまいます。(具体的には、ATとの ドッキング部分の「ガタ」、すなわちスプライン嵌合(かんごう)部のクリアランス 設定値に種類がないかどうか、あるいはエクステンションブッシュのクリアランス 設定に種類がないかどうか、になります。専門用語だらけですけど・・・。)

■ まとめ

 振動が気になり出したのはATを交換してからですので、KAZさんが後半で書かれている 「プロペラシャフトとATとの接合部の「ガタ(クリアランス)」 状態が変わってしまった (増えた)のではないか、と。」の接合部では有りませんでしたが、AT交換により、クリ アランスの状態が変わったという指摘は当たっていました。つまり、AT交換によってセンター ベアリング部のクリアランスが変わってしまったことが原因ではないかと推測されます。同様の 指摘はSVX-MLでも受けました。

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